母子の体と心もまるく、その秘訣は胎児から ③

Ⅲ.みひかるサロンでのフォローの流れ

みひかるは、まるまる育児などを全く知らない方も産後ヨガや託児付き整体に来ますが、保育士さんにスリングや「おひなまき」で寝かしつけてもらうと、「うちの子、降ろせるなんて知らなかった~」と多くのママが驚きます。しかし世間では、「お昼寝は抱っこ紐の中でばかりで着地できない」→余計に縦抱き時間が増えていると、困っているママが多いのも現状です(図1)。

図1 縦抱きの抱っこ紐に入れられる児は頸椎・腰椎の負担が大きく、「よく泣く」「寝ない」などのお困りごとを抱えている
図1 縦抱きの抱っこ紐に入れられる児は頸椎・腰椎の負担が大きく、「よく泣く」「寝ない」などのお困りごとを抱えている

まずは、スリングか、「おひなまき」を体験してもらい、徐々に講座で習っていただけるよう、スリング講座だけでも、月に3回、まるまる育児入門も月2-3回用意しています(図2)。

図2 スリングケア
図2 スリングケア

データは取っていませんが、スリングでもすぐに起きてしまう子は、「おひなまき」をして、やっとぐっすり眠れるようになります。スリングだけだとゆるみが生じるため、徐々にその子にとっての胎内姿勢である反り姿勢になってしまうのだと思います。この姿勢を改善していこうというときは、「おひなまき」の効果が絶大です(図3)。

図3 おひなまき
図3 おひなまき

【体験の一例】
体育大学出身のママで、背骨のS字状カーブの大切さも熟知し、自前のトコちゃんベルト(筋肉)も持っている方です。妊娠中の骨盤ケア教室で、「なるほどー」と理解され、赤ちゃんの胎勢も良かったうえに、さらにまるまる育児を新生児時期から取り入れました。すると、赤ちゃんも「おひなまき」を全く嫌がらずにさせてくれました。発達も順番通りで、お困りごとが何もないママでした。

最初はちょっと泣かれてしまうことの多い「おひなまき」を、胎内姿勢がまるい赤ちゃんは当たり前のように受け入れるんだと思い知ったケースでした。

子育ては大変とは言いますが、このように胎勢によって「ちょっと大変」というレベルから、「辛すぎる」という方まで大変さにかなりの差があるのが現代の子育てです。その差が胎勢の違いからくるということはあまり知られていません(図4)。

図4
図4

特に、反り返る赤ちゃんは、グズグズの時間がなく、いきなりギャーと泣きます。ママは泣き声にマヒして放置するタイプか、いつ鳴るかわからない泣き声装置を持たされているかのようにヒヤヒヤしているタイプかに大別されます。そこでスリングだけでも扱えるようになると、さっと寝かしつけができるようになり、笑顔が増えます。もちろん眠いときにすんなりと入眠した赤ちゃんは寝起きもすっきり、ニコニコです。「赤ちゃんをさらにかわいく思えてきた」などのお声をいただくと、まさに母子ともに体と心がまるくなったと嬉しくなる瞬間です。

みひかるでは、参加者全員がまるまる育児に取り組むわけではないのですが、少しずつ姿勢発達の重要性に気づいた方は、「まるまる育児 発達フォロー教室」に通ってくださり、保育園では、よくしゃべる、手先が器用、何をやらせてもできると誉められ、そのような卒業生達のおかげで、2人目のお子様から新たに通われる方も増えてきました。