私が実感した骨盤ケア・まるまる育児の効果―まさかの全足位自然分娩、外反位足もきれいに ③

4.第3子の“まるまる育児”

次男を見せてもらってビクリ! 足背が下腿前面と密着していた(写真2)。それを見た夫は「この子は一生歩けないのではないか。自分がこの子を生涯支えていかなければ」と思ったと語った。

メンテ“力”upセミナーを受講した時に、骨盤位で生まれたベビーのケアを聞いたことがあった私は、「もしかしたら…」と思い、念のため、“おひなまき”と“マイピーロネオ”を入院グッズに入れていた。友達が助産師として勤務している総合病院だったので、“おひなまき”の使用許可を得て、すぐに丸く包んだ(写真3)。

翌朝、同病院の整形外科を受診し、レントゲン検査を受け「骨や軟骨に異常なし、経過観察」と言われたが、「念のため」と小児整形専門の病院の紹介状を渡された。その夕方、両下肢の写真を撮りメールに添付して信子先生に送ったところ、「足首はリラックスできるよう触れながら、マッサージもどきのことをすればいい」。「外くるぶし側にガーゼなどを丸めて当てて、テープで固定して、きれいな状態で“おひなまき”にするのが良い」との返事。

教えてもらったように足首のケアをして、“おひなまき”を続けると、日に日に足首は改善(写真4)。退院後、施術は2ヶ月に1回、京都まで通い、“マイピーロネオ”や“巻きカバー”を使って丁寧に育て、順調に成長発達した。右足首は軽度の外反傾向があり、右足を背屈させれば密着する状態は1歳頃まで続いた。

写真2(出生直後)
写真2(出生直後)
写真3 生後1時間
写真3 生後1時間
写真4(生後4日)
写真4(生後4日)

「体作りには、這い這いが大切!」と考え、筋肉が強くなって「自分から歩くようになるまでは、できるだけ歩かせない」をモットーに、遊びを工夫し、関わり方にも注意して育てた。ずり這い・膝這い・高這いも、スクワット立ちもでき、手を挙げても倒れなくなり、ついに1歳4ヶ月(9月17日)、歩き始めた(写真5~7)。

写真5 膝這い
写真5 膝這い
写真6 高這い
写真6 高這い
写真7 スクワット
写真7 スクワット

歩き始めたら、少し外反していた足が気になり、ケアや体のアライメント改善のためのグッズの装着法を色々と工夫した。股関節や大転子までしっかりと覆うように“巻きカバー”をして、右足はアームカバーの要領で右回転をかけてキッズ用枕カバーを着けると、足の運びが最も安定し気にならなくなった(写真8.10)。さらに、姿勢や動きを観察しながら、日々、微調整やコリ緩めを続け、1歳半頃からは歩行時の着地も徐々に左右差が消失し安定した(写真9.11)。

写真8
写真8
写真9
写真9
写真10
写真10
写真11
写真11

“まるまる育児”を学ぶ中で乳幼児の成長発達について知り、常に気を配りながら自分の子どもを観察することで、その子の体の使い方の癖がわかり、早め早めの対処ができた。子どもと遊びながら発達を促していくことの大切さを実感し、「自分の子どもと他人の子どもを比べるよりも、その子どもの“のびしろ”を探して、上手に関われる母親が増えてほしい」と思うようになった。