数々の不定愁訴を乗り越え地域のママへの“伝え人” に変わった私― 助産師のひと言が私と子どもの人生を変えた ⑤

Ⅳ.第2子妊娠~出産

長男誕生から1年3カ月で2人目を妊娠。初期からトコちゃんベルトを着け、定期的に母子整体を受けた。悪阻は長男のときほどではなかったが、職場での仕事がいっそうハードに。妊娠していても深夜残業は避けられず夫も多忙。異動願いも却下。途方にくれる中、お腹が頻繁に張るように。子宮頸管長が短縮してまた休職。34週で切迫早産入院。トコちゃんベルトと骨盤高位は心がけていたが、整える・鍛えるを怠っていたことを反省。書籍『安産力を高める骨盤ケア』を片手に、入院中に操体法に励んだ。すると医師も驚くほど子宮頸管長が回復し1週間で退院。出産まで操体法に励んだ。

出産は陣痛から始まり、病院に着いたときには20分間隔。診察のため分娩台に上がった直後に痛みのない強い陣痛が1回来ただけで生まれた。到着後10分、分娩所要時間2時間半。2,600g、女児、出血少量。会陰切開なし。最後の最後に頭が出てくるときに破水。強い痛みもなく、息んでも痛さを感じず、つるんと産まれてきた感覚。「もう終わったの?」と思う私には余裕があり、抱っこすると感謝や愛情など温かい気持ちでいっぱいに包まれた。

生まれた直後でも娘はあまり泣かず、穏やかで眠そう。お腹がいっぱいになったら眠る。そんな当たり前なことができる子だった。病院のコットをタオルで工夫し、まるまる寝床に。入院中から首枕を着け“おひなまき” に包み、「暇~」と感じるほど私の心は余裕しゃくしゃく。

しかし、助産師さんは猛反対。「首に巻きつけるのは危険。窒息するからタオルにうずめないで」と全部取り外されながらも、こそこそと巻き直した。長男と同じ病院なのに、スタッフが赤ちゃんを扱う姿がとても手荒に見えて、胸が締め付けられた。それ以上に、それを真似して、新生児を首ぐらぐらな状態で抱く新米ママ達の姿に卒倒しそうになった。

とにかく、娘はよく寝てくれるので私の産後の回復も順調。上の子の相手もしてあげられるので、ほぼ赤ちゃん返りなどで手を焼くことなく、順調に子育てができた(図6)。娘は発達も順調そのもの。器用に体を使い、長男との差に驚いた。あまりにもストレスが無いので、育休中に産前産後ヨガインストラクターや推拿整体・栄養・アロマの勉強に勤しんだ。そんな中、自己免疫力についても知り、「薬に頼りすぎず自分で自分を治す」を目指し、食事・体調管理を第一に日々の暮らしを見直した。

図6 第2子出産後
図6 第2子出産後

 

私と子ども達の様子を見た周囲から「教えて」との要望が寄せられるようになり、ヨガ教室を時折開催。母子整体にも通わず過ごしていたところ、半年過ぎる頃から娘は元々ギリギリだった体重の成長曲線から外れた。よく寝るからと放置していたせいなのか、しっかり起こして飲ませてもあまり変わらず。

悩んだ挙句、1歳になる直前に渡部信子先生の施術を受けた。すると、首のゆがみと舌の使い方を指摘された。その後、授乳時の音が出なくなり体重も増加(図7)。同じ日に施術を受けた私も驚くほど視界が明るくなり頭も体も軽く、生まれ変わったような気分。「まるまる育児をしていれば、すべて大丈夫」と過信していた自分を反省しつつも、余裕のある私に変身した。

図7 第2子7ヶ月
図7 第2子7ヶ月